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あじくりげ 6月号 発行:東海志にせの会

あじくりげ6月号 発行:東海志にせの会


あじくりげ 2012年6月号
ジョン ギャスライトのカルチャー食!#5
『ボクの胃は日本サイズ!?』
先週僕はアメリカ、ロサンゼルスに行って来た。空港の外に出ると真っ青な空にパームツリーが緑に輝き、それはカリフォルニアに来たぞって感じで時差ボケが一瞬で飛んでいった。そこに現れたのが20年来の友達エド。愛車に愛犬を載せて迎えに来てくれた。久しぶりの再会を祝おうと早速僕の大好きなメキシカン料理のレストランに向かった。
エドの行きつけだけあってメニューから次々に美味しい物を頼んでくれた。まず大きなグラスにレモネードが出てきた。グラスもアメリカはビッグサイズだ。しかもお代わり自由で気兼ねせずどんどん飲める。次にコーンチップとサルサが出てきたが、それもまた山盛りでお代わり自由。自家製のサルサが美味しくてやめられない僕はそれでだんだんお腹が一杯にならないようにと思っても美味しくて止まらない。するとウエイターのエンターテイメントがテーブルの横で始まった。5個のアボガドをチャッチャとフォークでさばいて鮮やかなグリーンのワカモリ完成!テーブルの真ん中にドッカーンとのった。メキシコの歌と踊りが始まりこっちも嬉しくって笑いながらパクパク食べ続けた。するとメインが目の前にドッカーンと運ばれてきた。あまりにもの大きさに4人前!?と思うくらい。話をしながら食べてだんだん僕のお腹も満足に達しこれ以上食べられないと思った時にまた、サービスのチップがドッカーンと運ばれてきた。エドはパクパク食べ続けている。「こんなに僕食べられないよ。ダイエット中だし。。」とエドに言うと「何を言っているんだ!そんなに痩せているじゃないか!俺のおごりだ、さあ、もっと食べて食べて!」と。痩せているなんて日本じゃ間違っても誰も言ってくれないのに久しぶりに言われて嬉しくなった。確かに周りはみんなビッグサイズだ。調子にのって少し食べ過ぎてレストランを出た時は息をするにも苦しいくらいだった。
こうして一週間、会う人達と外食ばかりしていたら自分の胃はアメリカンサイズに戻りそうになっているのがよくわかった。最後の日、一番おいしいホームメイドハンバーガーの店に友人が連れて行ってくれた。注文する時、僕は「日本にしばらく住んでいて小食になったんで小さなキッズサイズを頼んでもいい?」と店員に聞いた。すると店の人が「冗談だろ、世界一大食いのギネスに6回優勝しているのは日本人だぞ!」えっ、ホント?確かにその日本人はアメリカで人気者になっているのだ。
それにしてアメリカに滞在中僕は腹八分目どころか15分目の毎日だった。帰ってきて体重計に乗った時は目を疑った!プラス○キロ。これこそ本当のカルチャーショック!