johnsan.com

バレンタインに花を愛する人へ

20130225-214848.jpg
バレンタインは北米では男性から女性へプレゼントを贈る習慣がある。
あるバレンタインの話し。
長年連れ添った旦那さんが昨年の秋、ガンで亡くなった。すっかり元気のなくなった夫人の元にバレンタインの日、大きな赤いバラのブーケが届いた。結婚してからなくなるまで毎年夫人はご主人から一本ずつバラの数が増える花束を贈られた。
今年は一人で過ごしていると50本のバラの大きな花束が届き、夫人は驚いた。そこにご主人の名前の入ったカードもあった。と同時に花屋のあやまちに怒りさえ感じ悲しくなった。
受話器をあげ
「毎年 主人がおたくのお店に頼んで届けてくださっと思うけど、あの人は去年他界したのよ」
すると
「これはあなたのご主人が病気になった後、ここに来て何年も先までお金を払って続く限り毎年、1本ずつふやしてあなたに届けて欲しいと残されたものです」
それを聞いた夫人は両手いっぱいのバラを去年と同じように部屋に飾った。
そして次を楽しみに明るく生きていこうとバラに誓った。